
この動画を観てもらうとすぐに分かることなのですが、どうもソーラーパネルがたくさん設置されてる地域ほど気温がどんどん上がってるらしいです。データで完全に示されてるみたいだから。
でも普通に考えれば、森って本来空気を冷やす役割があるわけで、それを伐採しまくって、代わりに真夏には表面温度が80℃にもなるパネルを敷き詰めたら、そりゃあ気温が上がるのは子どもでも分かる話ですよ。
それなのに未だにあちこちで設置が進んでるってことは、もう利権以外の理由なんて思いつかないのだけど、問題は恐らくそのせいで米や野菜の育ちは悪くなるし、エアコンはフル稼働で電気使用量も激増してるって事。もう良い事なんて何一つないし、何ならこれって人為的に最大級の災害を起こしてるようなもんで、設置者もそれを許している政治家や行政の責任者も、「あまえら責任取れよ」って言いたくなります。

でそんな中、アルピニストの野口さんのSNS投稿がこれまた衝撃で、どうも「北海道の釧路湿原にメガソーラー建設案が出てる」って話が上がってるそうなのですが、
●これ止められないなら政治家なんて要らない
●何やってるの?
●巨大な利権が絡んでるとしか思えない
●止められなければ取り返しのつかないことになる
ってめちゃくちゃ危機感を示されてました。そりゃあ本当にその通りですよ。当然だわ。
そしてその野口さんの記事には多くのコメントが寄せられていて、その中には「ソーラーパネルの設置は止めたい。でも止めようとすると、設置者から『俺たちの利益を奪うな』って言われそうでなかなか難しそう」っていう意見もあって、これもちょっと問題過ぎますね。
というのもこの意見、確かにソーラーパネル設置は問題だというスタンスではあるんだけど、ただなぜか「設置者の利益を奪うな」という一点だけを気にしている印象なんですよね。でも実際にはソーラーパネル設置によって環境は破壊され、酸素供給量は減るし、山の保水力も落ちる。その結果、地滑りが起きやすくなったり、山の土の栄養が減って下流域の動植物の食べ物がなくなったり、それで漁獲量が減ったり作物の収穫量が減るなんてことも十分考えられますし、となると巡り巡って不利益を被る人だって数え切れないほど出てくるわけだから、なんで「設置者の利益の阻害の部分」を気にしなくちゃいけないのか理解に苦しみます。
そんなの気にすることじゃあないでしょう。
こういう場面で相手の利益ばかり慮って、本来守るべき自分たちの権利を平気で差し出すっていうこの部分こそが、日本人の悪い癖であり一番の害ですね。
この遠慮体質こそが、結局は自分たちの首を絞め、未来を壊しているって事なんじゃないかなあ。
守らなきゃいけないのは相手の懐じゃなくて自分達の生活と安全、そして自然環境なので、弱腰でお願いするような真似はやめて堂々と「これは多くの人の権利と自然を守るための声だ」として突きつけるべきだと思うのですがどうでしょうか。
政治家や行政の方々ももちろんですが、こうしたことに関心のある一般の方々にも、これからはこのような気概をもった意見や態度をとるようにしていただきたいものです。