アルコールの何が怖いかというと「赤血球を壊してしまう」ことにあります

油性マジックが消えることや触れると手がカサカサになることから、アルコールには強力な油(脂)除去能力があることが分かりますが、それゆえ怖いのがお酒を飲んだ時に体内で起きてしまう現象です。何が起きるのかというと、赤血球が壊れてしまいます。

なぜなら赤血球は脂の膜で覆われているからであり、飲酒によって取り込まれたアルコールがどこに吸収されていくかと言えば血中だからです。

強力な油(脂)除去絵力を持ったアルコールが血中に入ってくれば必然的に赤血球の膜が溶かされていきますから、その結果赤血球が壊されていくのも無理はありません。



そして赤血球には

・酸素や栄養素を取り込んで全身の細胞に届けたり、

・或いは赤血球自体が体温を維持するためのカイロのような役割が備わっている

のですが、その赤血球が壊れてしまうということは、全身に酸素や栄養素が行きわたらず、また熱を届けることも出来ません。





するとどうなるか。




  • また毛細血管の多い手先・足先・肝臓・腎臓付近の冷えが酷くなったりします

  • 更に壊れた赤血球は補わないといけませんから、修復や作り直しに大量のビタミン・ミネラル・脂質・タンパク質が必要になります

  • その修復材料を作る肝臓にも大きな負担がかかります



お酒を飲むと「眠たくなる」「体がしんどくなる」「肌が荒れる」「脳が正常に機能しなくなる」というのはこのような理由があるからで、だからこそ適量で済ませる必要があるということです。

人それぞれ体質があって適量は大きく異なりますが、しんどくならない範囲で済ませることが美容にも健康にも重要だということが、この理屈から分かるのではないでしょうか。

アルコールの分解力が弱いであろう私などは、本当なら飲まない方が良いのだろうなあと思います^^;


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