「私が人生で最も影響を受けた書籍」を贈らせていただきました


ブログでも紹介した話になるのですが、お世話になっている知人の息子さんが大学に進学されたということで、先日お祝いにボールペンをプレゼントしました。
そうしたら後日、その知人を介して息子さんから直筆のお手紙とお菓子とコーヒーのお返しをいただきました。
私は10代どころか30代になってもそうした気遣いをすることが出来ず、40歳を過ぎた辺りからようやくその大切さに気付くようになったくらいですから、若くしてそうしたことが出来る知人の息子さんの人柄に大変感激しました。
これはご本人もさることながら、ご両親が日頃から人付き合いを大切にされているからこそのことであるとも思います。
特別深い考えがあってのことではなく、思い付きに近い形でプレゼントさせていただいただけでしたから、なおの事サプライズともいえるこうした気遣いの温かさが身に沁みます。
私自身も是非彼に見習って、気遣いのできる人付き合いを心がけていこうと思います。
ところでその知人の息子さんからお返し。
私にとってはあまりに驚きで感激しことだったので、さらにもう一度こちらからお返しをさせていただきました。
何をお返ししたのかというと、一冊の書籍になります。
「小に徹して勝つ」というタイトルで、凡人の成功哲学を説かれる社会教育家の田中真澄先生が書かれた一冊になります。
この書籍はウイズ・ソニアの高田社長よりご紹介いただいたのですが、どんなに優れた才能や能力よりも、日々の小さな努力積み重ねの方がはるかに重要で成果も上がるということを実例なども交えながら解説されていて、何かの目標に向かって頑張ろうとしている人には大変勇気づけられる一冊になっています。
私自身もこの書籍を読んだことにより、自身の才能の無さ・能力の無さを卑下しなくなり、また他人と自分を比較するようなこともなくなり、それよりも小さなことで良いから自分にできる努力をとにかく続けていくことに意識が集中できるようになりました。
そしてその小さな努力の先に何が見えてくるのか。
何が得られるのか。
それをこれからの人生の中で確かめていこうと思っているところです。
日々ブログを書いたりこのように毎月のお話を書くようになったのも、じつは田中先生のこの書籍に出会ったことがきっかけです。
大げさでもなんでもなく、私にとっては生き方が変わるほどに影響を受けた人生で最も大切な一冊になります。
知人の息子さんは「自分なりの数学を極めてみたい」との想いから大学に進まれたそうですが、知人からお聞きした話では「入学早々に自分以上に才能豊かな秀才が何人もいるのを目の当たりにして少し戸惑われているようだ」という事でした。
世の中いくらでも上には上がいますから、そういった経験を早めに体験しておくことこそがこれから社会に出ていかれる若い方にとっては大切なものになると思いますし、知人も「彼にとってはそれも良い経験になると思います」と言われていたのですが、そのお話を聞いたからこそ才能や能力といった華々しい部分よりも、日々の小さな努力を続けることの方がはるかに大事であることを伝えたくなり、この書籍を送らせていただくことにしました。
スケールの大きなことにしか目が向かない人には理解されにくい内容かもしれませんが、彼のように人への気遣いが出来る方ならきっと理解してもらえる話になると思います。
私からの勝手な押し付けになるので彼が読んでくれるかどうかは分かりませんが、手元に置いていただいて彼なりの数学の極め方を見出す手助けになればと願うばかりです。
そしてぜひその素晴らしい夢を叶えていただきたいと思います。