近年は水道水の安全性や水質について、「大丈夫か?」と気になるニュースが増えていますね。
今日も福岡市の水道水から「カビもしくは土ぽい臭いがするという苦情が、今月27日から挙がっています」という話しがヤフーニュースで紹介されていました。
原因は
「浄水場が取水している川で大量にもが発生し、それが浄水場に流れ込んだことではないか?」
と言われているようです。
それがカビ臭さや土っぽい臭いの原因だろうということですが、福岡市によると「健康に問題でるレベルではない」ということだそうですから、その点はまず一安心ですね。
でも、そもそもどうして川に大量の藻が発生するようになったのか?
素人の浅知恵ではありますが、僕なりに考えてでた答えは、「川の水の著しい減少」です。
今は森林整備がちゃんとできていないし、近年のゲリラ豪雨対策のために排水力を重視した河川整備になってしまったため、川の水が激減していますよね。
僕が住む姫路周辺の河川も水量減少が激し過ぎて「このままではほんとに水が枯渇してしまう」と心配になる川が至る所にあります。
ですから恐らく福岡の川も昔に比べればずいぶん川の水は減っていることは間違いないと思うのですが、川の水が減ると、例えば生活排水や工業排水などを仮にちゃんと下水処理できたとしても、それを川に流すと川の水の量が少なすぎて富栄養化に繋がりやすくなってしまうのではないかなと思うんです。
そもそも藻の大量発生って、藻が成長するために必要な栄養素が川の水に充満してしまってることが原因でしょうから、そこから逆算していくと、このような推測が出来るというわけです。
「原因がこれだけ」ということはないでしょうけど、ただ理屈的には筋が通った考え方ではないかとも思っているので、いくつかの原因の一つであることも間違いはないかなと考えます。
とにかく個人的には川の水のあまりの少なさにずーっと危機感を感じながら過ごしていたなかでのこのニュースなので、ますます心配が強まってしまって非常に残念です。
さて、福岡のこの水道水問題。
「健康面への影響はないだろう」という市の見解がある事は先に述べましたが、コメント欄を見てみると
●水道管内で藻が残ったり繁殖したりしないだろうか?
という懸念の声が見られたのと、
●カビ臭さや土の臭いは何とかできないのか?
という意見をみることができました。
水道管内に入り込んだかもしれない藻については、
水道水内にはかなり高い濃度の次亜塩素酸が含まれているので、繁殖したリ残留したりするようなことはまずないと思われます。
浄水施設に流れ込む藻さえ排除できれば、その後数日で次亜塩素酸の力によって完全に除去できるでしょうね。
ですからこの点は心配ないと思います。
臭いの件についても、
じつは活性炭素材のフィルターを通せばの除去が可能ですから、その種の浄水器を取り付けできれば恐らくすぐに解決することができます。
コメント欄にもそのようなことを書かれている方がおられましたから、信頼性の高い対策かなと思います。
幸いなことに素粒水はその活性炭を使ったフィルターを使用していますので、このような事態が起こった時でも短期間であれば臭いに関して充分対応してくれますし、安全性について一定程度担保してくれるはずです。
安価でシンプルな外観ですが、ほんとに機能性がよくて役に立ってくれる浄水器なんです。
おそらく皆さんが想像されている以上に頼りになる「よくできたやつ」です。