PFAS問題が騒がれ始めるのと合わせるかのように、水道管劣化による事故や水道水への異物混入などの問題が連日のように報道されるようになりました。
偶然同じタイミングでこうした問題が頻発するようになったのか、それともPFAS問題をきっかけにしてそれまで黙殺していた水道水や水道管の問題を一気に出すようになったのか、どちらに真相があるのかは分かりませんが、ただ一つ言えることはとにかく水道水も水道管も安全性が確保できなくなってきているということです。
MBSの調査によれば耐用年数(40年)を過ぎた老朽化した水道管はおよそ20%で、大阪のような大きな都市になるとその割合は50%にも上ると言います。
しかも20年後には7割~8割の水道管が耐用年数を過ぎてしまうにも拘らず、その交換を行うにはあまりに時間がかかり過ぎて、とてもではないけれど老朽化に追いつかないということも分かっています。
だからですが水道管が破裂し、水漏れが起こることによって地盤沈下が発生し、それで道路が陥没して大災害になるとか、あるいは水道管の破損から土砂や水道管の破片や雑菌などが混入してしまうとかいった問題が頻発しているような状況で、今後そうしたトラブルや災害は日々当たり前のように起こり始めることが予想されます。
日本のインフラはどれもこれも老朽化の進行が著しく、様々な問題が表面化し始めていますが、水道水や水道管も限界を迎え始めていますね。





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