水分摂取量が極端に少ない人はミネラル不足を疑った方が良いと思います

なぜ人間は水を飲むことが必要なのかというと、

  • 体液循環を良くしたり
  • 血中の栄養成分量を調整したり
  • 老廃物を尿に混ぜて出すためであったり
  • 衝撃吸収のためであったり

等々の様々な理由があるためです。

ですから毎日1~2リットル程度の水を飲むことが健康を保つためには欠かせませんし、だからこそ喉が渇いて水が飲みたくなるような機能が備わってもいるのですが、ただ中には「殆ど水を飲まない」という方もいらっしゃいますね。

特に女性に多く見られるように思うのですが、そういう方に意識してみて頂きたいのが「栄養不足の可能性について」です。

水を飲むと血中のミネラル濃度が下がります

というのも血液中には神経伝達を効率的に行うために必要なカルシウム・マグネシウム・カリウムなどのミネラルが含まれているのですが、水を飲むと血中水分量が増加しますから、それに伴いミネラル濃度は下がるという現象が起きてしまいます。

そしてミネラルが十分足りている方であれば血中のミネラル濃度が少しくらい下がっても直ぐに濃度調整が行われるため特に問題は出ないのですが、ミネラルが足りていない方の場合は濃度調整ができないわけですから、とうぜん神経伝達は上手くいかなくなり、最悪の場合は生命活動が維持できなくなるなるようなことすらも起きてしまいます。


血中のミネラル濃度が下がり過ぎると生命活動が維持できなくなります

じっさいアメリカで行われた、規定時間内にどれだけたくさんの水を飲めるかという大会で優勝した方は、その直後に血中のミネラル濃度低下によって自律神経系が機能不全を起こし心肺が停止。本当にお亡くなりになられているくらいですから、ミネラル不足というのは命にかかわる非常に危険な問題になるというわけです。


水を飲みたくなくなるのは血中のミネラル濃度を下げ過ぎないための防衛反応では?

そしてそのミネラル不足のサインこそがもしかしたら「水を飲みたいと思わなくなる」ということかもしれなくて、だからこそ水分摂取量が明らかに少ない人はミネラルの摂取不足。特に神経伝達に関係していて、且つ摂取不足が起きやすい

  • カルシウム
  • マグネシウム
  • カリウム
  • 亜鉛

辺りのミネラルが足りていない可能性を意識してみた方が良いと思うわけです。


水分摂取量が少ない人は半年ほどミネラル摂取量を増やしてみましょう

他にも「体温を少しでも上げるため」であったり「血液の粘度を維持したい」から水を飲みたいという機能のスイッチがオフになる可能性も考えられるのですが、とは言えやはりその中でもミネラル不足は重要度が高いですし、また精製食品が溢れている現代社会において多くの方が意識すべきことだと思うので紹介してみました。

ですから水を飲む量が少ないという方は、意識して上記の5つのミネラル摂取量を増やしてみると良いかもしれませんね。

半年程いつもより多く摂り続けてみた時に、自然と水を飲む量も増えてくるようであれば、ミネラルが完全に枯渇していたと考えて良いと思いますよ。