お隣の町の話なので他人事とは思えません 日本の水の安全性や安心できる環境ってどこへ行ってしまったのでしょうか

今回はたまたま見つかったものがニュースとして取り上げられているだけで、産廃の不法投棄・不法放置なんてかなりたくさんあるんでしょうね。

上郡町の見解では、千種川にダイオキシンを始めとした有害物質の検出は基準値内で問題ないということのようですが、でもこういう問題って数年毎か数十年後に本格化することもありえるから、全く安心できる話じゃないと思います。



千種川っていうと水がきれいなことで地元近辺では知られている川なのに、こんなことが起こると釣りや川遊びなんかもしにくくなりますし、昔は僕もこごみ採りなんかをしたこともあるのでなんだか寂しい話ですね。





ところで今朝ふと思ったのですが、これだけ寒い朝を迎えても、ファンヒーターを付ければ部屋はすぐに暖かくなるし、水道をひねればお湯もすぐ出てきます。

でもほんの70~80年前までは部屋の暖は薪を使っていたし、お湯だって沸かさないといけなかったことを考えると、今の時代はほんとに生活しやすい環境になってるんですよね。



それは大変ありがたいことですが、反面廃棄しなければいけないもので世の中が溢れかえり、処理しきれないものが人知れず山などに捨てられて、それが土壌や水を汚染し、結果自分たち人間の生活に被害を出すようになってしまっているのは何とも皮肉な話です。



処分の仕方が確立されておらず、廃棄に困っている使用済み核燃がどんどん増えているのに、それでもまだ原発を使い続けていこうとする一部の団体に対して、「原発を推奨し続けるのは、トイレのない家に住み続けることになるようなものだ」と批判している方がおられましたが絶妙な表現ですね。

増え続ける産廃の不法投棄・不法放置も、まさにトイレのない家を作り続けているようなものだと思うと、自分に何ができるわけでもないけれど、でもこうした話を多くの方にお知らせしてく必要性はすごく感じるようになりました。



便利で住やすい世の中に感謝の念やありがたみはすごくありますが、大事なのはそれをあと100年・500年・1000年と次世代にもちゃんと引き継いでいけるよう、環境に配慮した生き方であったり社会になっていくことが大切ですね。



きれいな世の中をいつまでも残していきたいものです。