野菜不足と価格高騰の裏側には「年々野菜を作るのが難しくなっている」という深刻な事情があるそうです

今日は佐用町の農家さん宅に久々の配達。

この地域でもようやく紅葉が見られるようになり、車を走らせるだけでも気持ちの良い景色が楽しめました。

やっぱり四季を感じることのできる風景がある日本ってほんと素晴らしいですね。


ところで配達に伺った先で少し農業のお話を聞かせて頂いたのですが、今年は暑い日が長く続いたせいで葉物野菜が育つ条件が全然そろわず、なんと例年より1カ月も遅く種まきをされたそうです。そのくらい今年の気温の推移は異常だったと・・・・・。

そしてその収穫の時期がちょうど今なのだそうですが、今度は急激な寒さに見舞われてしまっているためにそう長くは収穫できないということでした。

となると当然のことながら例年よりも葉物野菜の収穫量は少なくなりますから、手に入りにくいのはもちろん、その分価格も高騰しているのだそうです。それほどまでに気候の変化が大きいということですね。40年も50年も農家を続けている大ベテランの方々でさえ、

「野菜を育てることが本当に難しい環境になってしまった」

と嘆いておられました。

自分は野菜を育てたりしていないのであまり分かっていない事でしたが、なるほど昨今の野菜不足と価格の高騰の裏にはこんな理由があったということです。


うちは親戚が田んぼも畑もやっているから、米も野菜ももらうことがよくありますし、また少し車を走らせれば野菜の直売所もあるから、まだまだ安い価格でいつでも野菜が手に入れられる状況にあります。だけどこんな話を聞いてしまうと今の恵まれた食事情がいつまで続くのか少し気になってしまいますね。

当り前に食材が手に入り、当り前にお腹いっぱい食べれる。

そんなことがいつまで続くのか。

厳しい今の農業事情を知ると、色々と考えさせられてしまいます。