8月2日の金曜日の事でした。
いま学校では環境問題について授業取り上げられ始めているということと、私が取り扱いしているソニア洗剤の実験が小学生のお子さんたちにも楽しんでいただけるのではないかということで、いつも洗剤の販売でお世話になっている姫路市網干区の自然派マルシェリバースヴィレッジさんより「夏休みの自由研究に向けた洗剤のお話ってできません?」とご提案頂いてお話させていただく運びとなりました。
とはいえ環境や洗剤についての話になりますから、飽きられないように実験以外にも写真を使ったりクイズをしながら話を進めていったのですが、やはり小学生は素直ですね。
汚染のひどい他国の川の写真を見せたり、洗剤が化学反応を起こして発熱したりする実験を行うと興味を持ったり驚いてくれてたりしますが、口頭だけで説明している部分については、小さな努力の積み重ねの大切さを伝えるための「どうすれば一億円稼げるか」という洗剤や環境とは直接的には関係のないお金の話がダントツに受けてしまい、「小学生でもやっぱりお金の話は好きなんだなあ」とこちらの方が少し驚いてしまいました。
お金の力というのは本当に凄いですね。
そのためより安全な洗剤を使うことであったり、環境問題に取り組むことの重要性についてはどのくらいの事が伝わったかは分からないのですが、それでも少しでも心に残っている部分があって、何かのきっかけに洗剤の事や環境の事を思い出してくれれば良いなと願うばかりです。
それに本当に大事なことほど今すぐには理解できなくて、20年後30年後になってはじめてその価値がわるようになるとも言いますから、まずはお話をさせて頂いたことこそを喜んでみようと思います。
幸いなことに同伴されていた保護者の方々が逐一メモを取りながら熱心に話を聞いてくださっていて、とくに
「2050年には海にいる魚より海に漂うごみの方が多くなる」
という話や
「大さじ一杯の油を排水した際、魚が住めるくらいにまで薄めるには風呂桶約20杯分もの水が必要」
(このときは間違って風呂桶3杯分と言ってしまいましたが)
といった話には大変衝撃を受けていただいたようでしたから、きっとご自宅に戻られてからも保護者の方々を通じて改めて環境を守ることの大切さが彼ら彼女らに伝わっていくのではないかと思います。
大人でもなかなかこうした話を聞く機会は少ないと思いますので、真剣に聞いていただける保護者の方々にもご案内することが出来て良かったです。
またこのような機会に恵まれることを期待しつつ、お声がかかるのを静かにお待ちしています。