殆どの人が知らない免疫の基礎知識 超簡単に説明します

免疫は、基本的に「腸内細菌」と「白血球」の2つ機能によって構成されています。

そしてそれぞれに明快な役割があるので、表題のとおり超簡単に説明します。


まず腸内細菌の場合

「腸(特に大腸)はあらゆるものを吸収する臓器であり、体内への入り口」ですから、雑菌や毒性物質が取り込まれて体内で悪さされないよう、善玉菌がそれらを吸収される前に駆除したり分解したりしてくれています。

しかし日常的に便秘や下痢などが続いて腸内環境が悪化しているような人は、善玉菌の数が激減しているわけですから、それに伴って免疫も大きく低下していると考えられます。

便秘や下痢がのちのち大きな病気であったり慢性的な不調へと繋がっていくのは、こうした理由からです。


そして白血球の場合、こちらは・・・・

血中に入り込んでしまった雑菌や異物の駆除・分解を行う役割を担ってくれています。

意外かもしれませんが、菌やウィルスなどだけではなく、血中に残ってしまった人工甘味料の分解を行うこともあるなど、血液のあらゆる汚れ駆除を担当してくれているのが白血球になります。

ですから体の中が汚れていると、白血球の仕事量が増加し、本来の一番の仕事である感染症やがんなどの対応が出来なくなるということです。

余談にはなりますが、「人工甘味料がなぜ身体に悪いか?」という事の一端も、少しお分かりいただけるのではないでしょうか。



腸内細菌と白血球にはこのような役割分担があり、免疫の9割以上がこの2つの機能によるものだと考えられています。

ですから、腸内環境を整えることと、白血球や腸内細菌に余分な仕事をさせないよう、人工甘味料や化学物質などの体にとって毒であったりゴミとなるような物質の摂取を避けることが、免疫力向上に一番効果的で欠かせない要素だという事です。

その上でしっかり睡眠をとれば、免疫が適正に機能し、感染症やがんなどに罹りにくくなります。


じっさい僕自身、腸内環境を整えたり毒を入れないようにしたり、白血球の強化に取り組むようになったここ十年は、排毒反応や疲れがたまって熱が出たことは何度かありましたが、感染症に罹ったことは一回もありませんでした。

免疫力を落とさないためにこの二つの機能のケアは欠かせません。